「出張はできるだけ荷物を軽くしていきたい」そのように考えるビジネスマンがほとんどだと思います。しかし、実際は宿泊数が増えるほど荷物が多くなってしまうことはないでしょうか。今回は、出張者向けのパッキング術をご紹介します。
パッキングをする時「荷物をどのように詰めるか?」と考えがちですが、実は「仕分け方」が重要です。まずは、使用するタイミングを時系列で考え、荷物の仕分けをしましょう。
(1)移動中に使うもの:PC、充電器、貴重品など
(2)出張先で使うもの:PC、充電器、資料など
(3)宿泊先で使うもの:化粧セット、衣類、コンタクトレンズや眼鏡など
出張の際は必要最低限のアイテムのみ持っていきましょう。出張先で使用する資料なども「使うかどうかわからない」、「一応持っていた方が良いかも」というものは、データ化しPC上で確認できるように準備しておくと良いでしょう。
出張中、使用頻度が高いPCや充電器、貴重品などは、取り出しやすい場所に詰めましょう。新幹線や飛行機など、移動中に作業をすることが多いので、一番スムーズに出し入れできる場所に入れることをおすすめします。
パッキングの方法として1番おすすめなのが、荷物を小分けにする方法です。ポーチや巾着を利用して荷物を分けて詰めると、無駄なスペースがなくなります。最近では、トラベルポーチという宿泊に特化した圧縮バックが100円均一などで安価に購入できるので、宿泊日数分の着替えなどをまとめて入れるのも良いです。また、ポーチや巾着ではなく洗濯ネットで代用して、着替え類は洗濯ネットに入れる方法もあります。着替えたものを洗濯ネットに入れておけば、荷解きの手間を省くこともできるので時短に繋がります。
スーツケースを利用する際は、車輪側の下側に重たいものを入れるようにしましょう。リュックタイプを利用する際は、逆に、重たいものをやや上の背中側・軽いものを下部の外側に配置すると軽く感じられます。一つの工夫で、移動中の持ち運びが楽になります。
パッキングで最も場所をとるのが衣類です。衣類はたたみ方を工夫するだけで、格段に荷物が小さくなります。
洋服を大きく薄くたたむ方法は、小さくたたむよりもかさばりにくく、シワにもなりにくいのがポイントです。
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ロールケーキ方式は、かさばる服をコンパクトにする時にお勧めです。たたみ方は、ロールケーキのように服をくるくると巻きます。たたんだ後の形が小さくコンパクトなため、バッグの隙間を埋めるように詰めることができます。
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ミルフィーユ形式は、服を上からどんどん重ねていく方法です。こちらの方法はスーツケース限定ですが、スーツケースの上に服を広げていき、はみ出た部分を最後に内側にたたみ込む簡単な方法です。(1)同様、薄くたためられるので、シワも防げます。
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アウターやニットセーターなど分厚い衣類は、圧縮袋を使ってパッキングするのがおすすめです。圧縮袋を使うことで衣類が小さく薄くなり、コンパクトに詰めることができます。圧縮袋のデメリットは服がシワになりやすいことです。シワになりやすい素材の服は圧縮袋に不向きのため、十分に注意しましょう。
パッキングで意外とかさばるのが化粧品類です。ホテルのアメニティーでもシャンプー、化粧水や乳液などありますが、肌に合う合わないがあるため、持参する方が多いのではないでしょうか?以下のアイディアを活用し、コンパクトに詰めましょう。
小さめの容器に、化粧水や乳液、リキッドファンデーションなどを詰めれば、手軽に化粧品を持ち運ぶことができます。
化粧水や乳液の他に、持参したいものとしてあげられるのがクレンジングです。クレンジングはコットンに浸し、ジップロックに入れて持ち運びましょう。使い終わったらすぐ捨てられるため、荷物を減らすことができます。
最近のドラックストアでは、ほとんどの商品がトラベルサイズで販売されています。普段使用しているもののトラベルサイズがあったら、そちらを購入するのもおすすめです。
今回ご紹介したパッキング術を活用し、出張時の荷物を軽量化させましょう。手荷物が少ないと移動もスムーズにでき、疲労やストレスも軽減できます。なお、出張に何を持っていったらよいかを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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