日本の企業進出が多く、平成29年度でも日系企業進出数第1位の中国(出展:外務省「海外在留邦人数調査統計」)。日本の主要都市から2~4時間前後でいける事もあり、出張する機会も多いかと思います。
今回は、そんな中国に出張に行く際に確認しておきたいポイントをご紹介します。
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目的や滞在期間によって変わってくるビザの取得。中国への出張の場合はどうでしょうか。
ビジネスでの渡航(出張)の場合、滞在日数が15日以内であればビザが免除されます(日本の一般パスポートを所持している場合)。ですので、短期の出張であればビザの取得は不要となります。
なお、パスポートの残存期間に関する明確な規定はありませんが、入国時点で6ヶ月以上あるのが望ましいとされています。
では15日を超える出張を予定している場合は、どのビザを取得するとよいでしょうか。
基本的には、ビジネス目的の場合はM(商務・貿易)ビザを取得することとなりますが、中国国内での業務内容によってはZ(就労)ビザの取得が必要となるケースがあるので、注意が必要です。詳細は在中国日本国大使館のページを参考にしてみてください。
またMビザは最大滞在可能日数や入国可能回数によっていくつか種類がありますが、ものによっては過去の中国渡航歴やビザ取得歴が必要となるものがありますので、現在どのビザが取得可能かよくご確認ください。
みなさんご存知のとおり、中国では国外ネットサービスの利用に対して厳しい規制が存在しています。
LINEやFacebook、更にはGmailなどのGoogle関連サービスなど、普段使用しているツールが使えません。なので何も準備をせずに渡航してしまうと、いざインターネットを利用する際に大変なことになってしまいます!
そこで、ネット規制を一時的に回避できるモバイルWiFiルーターをレンタルしていくことをお勧めします。現在では様々なWiFiレンタルサービスが中国国内での規制回避プランを用意しています。非常手段として、本当に必要な時だけ使うというケースも多いようですが、業務を遂行する上で必要となりそうな場合は、出張前に一度確認してみてはいかがでしょうか。
備えあれば憂いなし、事前の準備で快適な出張を!
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