出張期間が3日を超えると衣服の洗濯が悩みになってきます。1泊の出張であれば、Yシャツと下着を一着持っていくことで対応可能ですが、2泊以上になると衛生面からもう1セットスーツを持っていくことを視野に入れる必要があります。特に海外出張であれば、一週間程度滞在することも多く、荷物にどの程度の洋服を持っていくか悩むと思います。
しかし、洋服が増えると荷物が増えてしまい、移動の負荷が高まります。そこで荷物を減らす手段の1つがクリーニングの活用です。
この記事では、出張で役立つクリーニング方法について紹介します。
荷物を減らすために洗濯する出張者の方も多くいらっしゃると思いますが、出張中に洗濯するのは、下記の点から非常に骨の折れる作業です。
出張中は日中外出しているため、ホテルに滞在するのは夕方以降の時間帯に限られます。加えて、同僚やお客様と夕食に行く場合もあるため、自由時間は非常に限られた時間になります。そのため、クリーニング屋さんに行くことは難しいでしょう。
日本にはクリーニング店の店舗数が10万店舗以上あると言われており、大抵の場合、出張先にもクリーニング店はあると思います。しかし、土地勘がない中でクリーニング店舗を探すことは難しいです。また、会員登録などが必要な場合もあるため、近所のクリーニング店と比較して通常よりも時間を要するでしょう。
出張先はビジネスホテルを利用することが多いですが、多くのビジネスホテルにはベランダはなく、干す場所がありません。浴槽も浴室乾燥機などが備わっていないため、椅子やハンガーを活用せざるを得ません。そのため、生乾きの臭いがついてしまうなど多くの課題があります。
出張時に衣服を洗う方法は以下の4つが考えられます。
一番シンプルな方法はご自身で手洗いする方法です。自分のタイミングでサッと洗えるため制約は少ないですが、洗剤は自分で用意する必要があります。また、洗った後に乾燥する場所があるかは事前に確認する必要があります。シャツなどを洗った場合はシワが残る点も課題といえます。
ホテル内にコインランドリーがある、または、ホテルの近隣にコインランドリーがある場合は、そちらを使うのが良いでしょう。多くのビジネスホテルはホテル内にコインランドリーを備えていますが、台数が少ないため利用できないケースも多々あります。また、長時間放置しておくことができず、洗濯から乾燥までの時間を確保できることが利用にあたっての前提になります。
ホテルがクリーニングサービスを提供している場合は、そちらを利用するのもよいでしょう。料金は割高な傾向にありますが、コインランドリーを活用するよりも時間短縮が可能です。また、自身で対応するよりも仕上がりが良く、出張中も清潔感を保つことができます。
国内出張の場合は、オンラインの宅配クリーニングサービスを活用するのもよいでしょう。ホテルのクリーニングと比較すると料金も割安です。事前に登録する手間はありますが、大都市圏はカバーしているケースが多いので一つの選択肢となりえるでしょう。
どのサービスを利用するかは出張先や宿泊するホテルによっても異なりますが、簡単な衣類であればコインランドリーを利用する、一方でワイシャツなどを洗濯したい場合は、ホテルクリーニングや宅配クリーニングの活用を検討するのが一般的です。
国内出張においては宅配クリーニングの利用がおススメです。宅配クリーニングとは、利用者が店舗に持ち込むのではなく、店側がクリーニング品の集配や配達をするサービスです。そのため、出張者はホテルにいながらクリーニングサービスの利用が可能です。
宅配クリーニングの利用にあたっては事前に会員登録する必要があります。出張時は忙しいので、出張前に会員登録を済ませておきましょう。
Yシャツであれば、1枚300-500円程度です。店舗型のクリーニング店の相場が300円程度なので割高となる場合もありますが、ホテルまで届けてくれることを考えれば利用する価値はあると言えるでしょう。
宅配クリーニングサービスは増えましたが、配送エリアや対応枚数に制限があることが多いです。出張の場合は、洗濯する洋服の点数も限られているので、配送エリアはもちろんのこと、一枚から対応しているかを確認しましょう。なお、配送料は枚数によって異なる場合が多いので合わせて確認するとよいでしょう。
普通であれば、Yシャツなどのドライクリーニングは2~5営業日で仕上がります。しかし、5日も待っていたら出張が終わってしまいます。そこで翌日仕上げに対応しているかを確認しましょう。サービスによっては、夜に集荷し、翌朝に届けるサービスもあります。ただし、スピード仕上げの場合は料金が割高になるので注意しましょう。
オンライン宅配サービスでは集荷時間を指定している場合が多いです。大抵の場合は日中の引き取りになりますが、出張中はその時間だと対応できないことが多々あります。そこで夜の時間帯まで集荷に対応しているかを確認しましょう。また、サービスによってはコンビニ引き渡しに対応している場合もあるのでその点もチェックしておくとよいでしょう。
ここまで宅配クリーニングサービスの特徴をお伝えしましたが、最後に上記の点を備えたおススメの宅配クリーニングサービスを紹介します。
単品対応はもちろんのこと、プレミアム会員であれば翌日の配送も可能です。宅配クリーニングサービスは最短でも3営業日というサービスが多い中、翌日配送は出張時において高い付加価値となるでしょう。
なお、料金はやや割高と感じている声も見られたので、利用にあたっては配送料を含めた料金を確認ください。参考までにYシャツのクリーニング料金は319円/枚でした(2022年12月時点)。
宅配クリーニングは手間だがYシャツなどを洗濯したい場合はホテルのクリーニングサービスを利用するとよいでしょう。特に海外出張では重宝します。以下では、ホテルクリーニングの利用方法や相場、注意点をお伝えします。
ホテルクリーニングを利用する場合は、部屋に備えてあるランドリー袋に洗濯して欲しい洋服をいれます。そして、申込用紙に必要事項を記入のうえ、フロントに届けるのが一般的です。なお、申込用紙は部屋に備え付けられていることが多いですが、見当たらない場合はフロントで確認しましょう。
受取に関しては、部屋に届けられていることが多いです。そのため、フロントに預けた後は手間いらずという点が魅力です。
Yシャツは1枚あたり300円から500円という設定が多いです。また、スーツに関しては2,000円程度の料金帯が一般的です。なお、海外の場合は為替の影響で金額差が出やすいのでご注意ください。
24時間対応しているホテルクリーニングはほとんどなく、受付時間と返却時間が設定されているケースが一般的です。そのため、ホテルに滞在している時間帯に依頼することができるか確認しましょう。なお、返却に関しては部屋に届けてくれるホテルもあります。
ホテルクリーニングでは、下着を受け付けていない場合があります。そのため、Yシャツは依頼できても下着や靴下は手洗いが必要な場合もあるので注意しましょう。
いかがでしたか。長期出張では、衣服を何枚持っていくか悩ましい問題ですよね。洋服を減らし、身軽な出張ライフを実現するためにクリーニングサービスを上手く活用ください。
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