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ハブ空港とは?世界のハブ空港ランキングをご紹介(2022-2023年)
投稿日:2023.10.02 / 最終更新日:2023.09.15

ハブ空港とは?世界のハブ空港ランキングをご紹介(2022-2023年)

日本から距離のある外国へ移動される際、空港でトランジット(乗り継ぎ)を経験したことのある方も多いかと思います。トランジットの空港は、一般的にハブ空港が多く、乗り継ぎを待つ利用者が退屈しないように、販売店や飲食店など様々な店舗があります。本日はハブ空港の特徴や世界のハブ空港ランキングをご紹介します。

ハブ空港とは

ハブ空港とは、航空ネットワークの中核となる空港を指します。。広大な面積の米国で、各都市間を直行便で結ぶには多大な便数と軽費が必要となることから拠点空港という発想が生まれましたが、その構造がスポークという数多くの鉄棒がハブ(車軸)を支えている形状ににていることからハブ&スポークネットワークという言葉が生まれ、拠点空港をハブ空港と呼ぶようになりました。

ハブ&スポークネットワーク

ハブ空港には2つのタイプがある

ハブ空港というと利用者目線での拠点空港を意識しがちですが、航空会社にとってのハブ空港という視点もあります。

航空会社視点でのハブ空港とは、航空会社が運用の中心と位置づけ、自社の航空便を集約し、また機材や整備、スタッフなどを集約し効率化をするための空港を指します。

ハブ空港の特徴

ハブ空港にはそれ以外の空港と比較して異なる特徴があります。代表的な特徴は以下の通りです。

空港使用料が安い

空港使用料とは、航空会社が着陸する際に支払う料金を指します。そのため、空港使用料が高いと、航空会社にとっては大きな負担となり、運賃にも影響を及ぼします。ハブ空港は利用頻度が高いため、空港使用料が安くなっているのが一般的です。

空港内の施設が充実している

ハブ空港は乗継の拠点となるため、次の便までの待ち時間が発生します。そこで、ハブ空港では、搭乗者が待ち時間をストレスなく過ごせるように各種施設を設置しています。規模の大きなハブ空港では、ショッピングモールが併設されていたり、映画館や温浴施設を設置し、長時間滞在しても退屈しないような工夫がなされています。

国際線と国内線の路線が多い

ハブ空港は国内の移動拠点であることに加え、海外への拠点となっています。日本の例でいえば、外国からの観光客が羽田空港に到着した後、今度は国内線で沖縄に向かうケースなどが想定されています。このようにハブ空港の経済的な利益を考えるうえでも、国内線・国際線の充実度が重要になってきます。

ハブ空港のランキング

ハブ空港のランキングには、利用状況を基準としたランキングと施設の充実度等を基準にしたランキングの2種類があります。

利用者数ランキング

2022年2021年空港名2022年
利用者数
2021年
利用者数
11アトランタ空港アメリカ93,699,63075,704,760
22ダラスフォートワース空港アメリカ73,362,94662,465,756
33デンバー空港アメリカ69,286,46158,828,552
44シカゴ空港アメリカ68,340,61954,024,784
527ドバイ空港ドバイ66,069,98129,110,609
65ロサンゼルス空港アメリカ65,924,29848,009,241
714イスタンブール空港トルコ64,289,10736,988,067
854ヒースロー空港(ロンドン)イギリス61,614,23019,395,287
913ニューデリー空港インド59,490,07437,139,957
1031シャルルドゴール空港(パリ)フランス57,474,03326,196,575
1125ニューヨーク空港(JFK)アメリカ55,287,71130,788,322
1210ラスベガス空港アメリカ52,694,31239,754,366
1334スキポール空港(アムステルダム)オランダ52,472,18825,492,633
1412マイアミ空港アメリカ50,684,39637,302,456
1542マドリッド空港スペイン50,602,86424,121,350
1632羽田空港日本50,334,35426,169,812
177オーランド空港アメリカ50,178,49940,351,068
1839フランクフルト空港ドイツ48,918,48224,812,849
196シャーロット空港アメリカ47,758,60543,302,230
2017メキシコ空港メキシコ46,258,52136,056,614

出典:ACI World confirms top 20 busiest airports worldwide

2022年最も乗客が多かった空港はアメリカにあるアトランタ航空です。アトランタ空港はアメリカの南東部のジョージア州にあり、昨年も最も乗客が多かった空港です。なお、トップ20のうち10の空港はアメリカにあり、エアラインネットワークがアメリカを基点としていることがわかります。

アジアでは、日本の羽田空港が16位にランクインしています。2021年は32位だったのでハブ空港化が進んでいると考えられます。

その他の国だと、ヒースロー空港(ロンドン)やスキポール空港(アムステルダム)など、長年ヨーロッパのハブ空港として活躍している空港がランクインしています。

施設評価ランキング

続いては、英国のSKYTRAX社が毎年実施しているWorld’s Best Airports 2023年の結果を紹介します。World’s Best Airportsでは、空港の機能性・利便性・快適性などを総合的に評価し、順位付けを行っています。

2023年2022年空港名
13シンガポール・チャンギシンガポール
21ドーハ・ハマド国際空港カタール
32羽田空港日本
45仁川空港韓国
56シャルルドゴール空港(パリ)フランス
68イスタンブール空港トルコ
77ミュンヘン空港ドイツ
89チューリッヒ空港スイス
94成田空港日本
1016マドリッド空港スペイン

出典:World’s Top 100 Airports 2023

ランキングを見ると上位にはアジアの空港が並んでいます。出張者の皆さんも利用された経験のある空港が多いのではないでしょうか。

なお、羽田空港は2023年のランキングは3位でした。そのうち、「World’s Cleanest Airports(空港内の清潔さや快適さ)」及び「World’s Best PRM / Accessible Facilities(移動時のサポートを必要とするお客さまへの取り組み)」は1位の評価を受けています。

まとめ

出張者の皆様がよく利用される空港はランクインしていましたでしょうか?欧米への出張などでは、経由便での移動も多いと思います。そうした場合に、空港のランキングなども考慮して旅程を決めてみてはいかがですか。

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