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EX予約(法人)とスマートEX(個人)の違いとは?会社での使い分け基準を解説
EX予約(法人)とスマートEX(個人)の違いとは?会社での使い分け基準を解説

出張における新幹線予約のまとめページはこちら

出張時の新幹線手配まとめ:お得な新幹線のチケットや旅行会社への依頼方法

出張やビジネスでの新幹線移動に欠かせない、JR東海の「エクスプレス予約(EX予約)」と「スマートEX」。

「会社での出張手配はスマートEXで済ませていいの?」

「法人向けのエクスプレス予約を導入すべき?」

「会社用と個人用で、どう使い分けるのが正解?」

このように、会社での運用方法や使い分けに悩む総務・経理担当者やビジネスパーソンは少なくありません。

本記事では、法人向けのEX予約と個人向けのスマートEXの根本的な違い、企業における明確な使い分けの基準を解説します。また、2026年4月に実施された「EX-ICカードの廃止・交通系ICカードへの完全移行」に伴う、法人カード共有(使い回し)の注意点についても最新情報をお届けします。

【比較表】EX予約(法人)とスマートEX(個人)の根本的な違い

新幹線のネット予約サービスとして知名度の高い「スマートEX」ですが、実は法人向けの契約プランは用意されていません。スマートEXはあくまで個人利用を前提としたサービスであるため、会社として新幹線代を管理したり、会社宛ての請求書で一括精算したい場合には、スマートEXではなく「エクスプレス予約の法人サービス」を導入する必要があります。

スマートEX公式ページ

この2つのサービスの最大の違いは、運賃の割引額と決済・管理方法にあります。スマートEXは年会費が無料で手持ちのクレジットカードですぐに始められる手軽さがある反面、新幹線の割引額は片道あたり数百円程度と少なめに設定されています。また、精算も登録したクレジットカードに対して個別に行われるため、出張のたびに社員が運賃を立て替え、後日領収書を提出して経費精算を行うという業務がどうしても発生してしまいます。

一方で、エクスプレス予約の法人サービスを利用した場合、一年中いつでも会員限定の大きな割引価格で新幹線に乗車できるようになります。お盆や年末年始などの繁忙期であっても割引が適用されるため、出張の多い企業であれば交通費の大幅な削減が見込めます。さらに最大のメリットとして、社員が予約した新幹線の利用代金は会社へ一括で請求される仕組みになっています。これにより、社員による一時的な立替払いや経理部門での細かな確認作業がなくなり、出張に伴う経費精算の手間を劇的に減らすことが可能です。

なお、エクスプレス予約には個人向けのサービスもありますが、こちらも個人名義のクレジットカードへの請求となるため、会社全体の経理業務を効率化するという点では法人サービスに劣ります。出張コストの削減と経費管理の透明化、そして社員の業務負担軽減を同時に実現したいのであれば、スマートEXや個人版サービスではなく、エクスプレス予約の法人サービスを選ぶのが最も確実な選択と言えます。

スマートEXとエクスプレス予約(法人サービス)の違いを比較表にまとめると以下の通りです。

項目スマートEXエクスプレス予約
(法人サービス)
法人契約・一括管理なし(✕)あり(◯)
年会費無料プランにより異なる(有料)
新幹線の割引額少なめ(片道数百円程度)大きい(会員限定の割引価格)
お盆・年末年始の割引適用なし(✕)適用あり(◯)※一年中いつでも割引
代金の請求・精算方法個人のクレジットカードへ都度請求(※社員の立替・領収書精算が必要)会社へ一括請求(※立替精算・経理の確認作業が不要)
こんな企業・方におすすめ出張頻度が少なく、手軽にネット予約だけ利用したい場合出張コストの削減と、経費精算のペーパーレス化を実現したい企業

参考:エクスプレス予約(法人)の概要・個人向けとの違い

「エクスプレス予約」には、個人で利用する通常のサービスのほかに、企業向けの「エクスプレス予約(法人サービス)」が用意されています。(※正式名称はカード会社により「エクスプレス・コーポレート・サービス」や「E・Jネット」などと呼ばれます)

法人サービスとは、東海道・山陽・九州新幹線(東京〜鹿児島中央)の指定席を、お盆や年末年始も含めて1年中お得な会員価格で予約・変更できる法人専用のチケットレスサービスです。

では、社員が個人で登録するエクスプレス予約と、法人向けサービスでは何が違うのでしょうか?出張手配・管理の観点から、その決定的な違いを比較表にまとめました。

【個人向けと法人向けの違い】

比較項目個人向けエクスプレス予約エクスプレス予約(法人サービス)
対象者個人法人(企業・団体)
決済・精算方法個人のクレジットカード
(社員の立替・経費精算が必要)
法人一括請求
(会社宛てに請求・立替精算ゼロ)
利用状況の管理本人のみ確認可能管理者が社員の予約・乗車履歴を一元管理可能
乗車用ICカード個人名義のクレジットカード等法人名義で発行された専用ICカード等
年会費1,100円(税込)/人1,100円(税込)/人(※会社から一括支払い)

会社と個人でどう選ぶ?新幹線予約を「使い分け」する3つの基準

「法人向けのEX予約を導入すべきか、個人のスマートEXで立替運用してもらうべきか」を判断するための、3つの具体的な基準を解説します。

出張の頻度と年間コスト

法人向けEX予約がおすすめの会社

社内全体で月に数回以上、定期的に新幹線を利用する社員がいる場合です。法人向けEX予約は年会費がかかりますが、チケット1枚あたりの割引率が高いため、利用頻度が高ければ年会費の元はすぐに取れ、結果的に会社の出張コストを大きく削減できます。

スマートEX(個人)がおすすめの会社

「年に数回、ごく稀に出張がある程度」という場合です。スマートEXは年会費が無料なため、維持コストをかけずにネット予約の利便性を享受できます。

経理の「立替精算」の手間

スマートEX(個人)の課題

社員が個人のスマートEXで予約した場合、一度本人がクレジットカードで決済し、後日会社に「立替精算」を申請する必要があります。領収書の提出や、経理担当者のチェック工数が社員数分だけ発生します。

法人向けEX予約のメリット

「コーポレートカード型」や「ビジネス型(E予約専用)」などの法人契約を結ぶと、利用代金はすべて会社への一括請求になります。社員の立替も、経理の精算チェックも完全にゼロになります。

不正利用の防止(ガバナンス)

個人向けのスマートEXをビジネスで使わせる場合、「本当にその出張ルートが適切だったか」「プライベートの移動が混ざっていないか」を会社側がリアルタイムで把握するのは困難です。 一方、法人向けEX予約であれば、管理画面から「誰が・いつ・どの区間を・いくらで」予約したかの履歴をいつでも一元管理できるため、不正防止やコンプライアンス強化に直結します。

 【重要】2026年4月以降、法人カードの「共有・使い回し」が難しくなった理由

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は、2026年4月にエクスプレス予約サービスの一部変更を発表しました。具体的な変更点は下記のとおりです。将来的な方向性としては、全ての会員が交通系ICカードで乗車する必要があります。 

・2026年8月5日(予定)を目途に「EX-ICカード」の新規発行、再製再発行の受付を終了。
・2027年夏頃(予定)を目途に「EX-ICカード」による乗車サービスを終了し、「交通系ICカード」
による乗車サービスに統一。
エクスプレス予約サービスの一部変更について(2026年4月改正)
出典:エクスプレス予約 サービスの一部変更について(東海旅客鉄道株式会社)

上記の変更により、乗車する際には、出張に行く「社員個人」の交通系ICカード(またはスマホのモバイルSuicaなど)を、会社のEX予約アカウントにその都度紐付けなければなりません。別の社員が出張する際には、また別のICカードへと紐付けを書き換える必要があり、運用上の手間と管理の煩雑さが爆発的に増してしまいました。

本変更に伴う法人の対応事項

今回の改正によって、エクスプレス予約サービスを利用している企業は下記の対応が必要になります。

交通系ICカード(モバイル端末含む)の紐づけ強化

カードを有する社員に対し、「交通系ICカード(モバイル端末含む)」の紐づけのご案内強化が必要です。

基本会員IDでの会員登録および登録メールアドレスの最新化

「EX-ICカード」の発行終了以降、会員登録には、「カード情報ダウンロード」のご利用が必要となります。サービスの変更等、重要なお知らせは、基本会員IDに登録されているメールアドレスにご送付されるので、基本会員IDでの会員登録および登録メールアドレスの最新化が必須となります。

本変更について詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

「EX-ICカード」の新規発行、再製・再発行の終了および乗車サービスの終了について

 会社と個人の複雑な使い分けやICカード管理を「ゼロ」にする方法

「法人契約の管理は面倒だけど、個人のスマートEXで立替精算させるのも非効率……」 「2026年4月の仕様変更以降、社員の交通系ICカードの紐付け設定や、法人カードの使い回し管理が煩雑すぎて現場が回らない」

こうした、新幹線の使い分けやICカード移行に伴う企業の悩みを劇的に解決するのが、出張管理クラウド「BORDER」です。

BORDERでは、2026年6月16日より、まさにこの課題をピンポイントで解消する新機能「エクスプレス予約法人カード運用サポート機能」の提供を開始しました。

BORDERの「エクスプレス予約法人カード運用サポート機能」でできること

2026年4月のEX-ICカード廃止以降、ネックとなっていた「法人アカウントと、社員個人の交通系ICカード(SuicaやモバイルSuicaなど)の紐付け・書き換えの手間」を、BORDERのシステム上でスマートに効率化します。

交通系ICカードの紐付け管理を効率化

これまで手作業で行っていた、社員ごとのICカード情報の登録や、出張ごとの紐付け・アカウントの割り当て管理をシステム上でサポート。総務・管理担当者の「設定変更の手間」を大幅に削減します。

2026年4月以降も「法人カードの安全な共有・運用」を実現

仕様変更によって事実上不可能になりかけていた「1つの法人アカウント(カード)を部署内で共有して使う運用」を、新しいICカード乗車様式に合わせた形で安全かつスムーズに継続できるようになります。

出張手配から会社一括請求までワンストップ

新幹線(EX予約)だけでなく、飛行機やホテルもすべて一つのシステムで手配可能。利用代金はすべて会社へ一括請求されるため、社員の立替精算も、経理のチェック工数も完全にゼロになります。

2026年の「新しい新幹線運用」にスムーズに対応するために

法人向けEX予約とスマートEXの使い分けに悩む時代は終わりました。

新機能「エクスプレス予約法人カード運用サポート機能」を搭載したBORDERを導入すれば、JR東海の最新の乗車スタイルに対応しつつ、これまでの法人カード運用のメリット(コスト削減・一括請求)を最大化できます。

ICカード管理の負担をなくし、出張手配業務を圧倒的にラクにしたい方は、下記の「サービス詳細を見る」より、新機能の詳細をまとめた「BORDER」の資料をダウンロードしてください。

EX予約法人カード運用支援サービス紹介 ダウンロード・お申込み

 エクスプレス予約(法人契約)の基本

自社の規模や導入方法に合わせた5つの利用モデル

5つの法人プラン(E予約専用、ライト、ビジネスなど)

はじめにJR東海の法人サービスを利用するためには、法人として「JR東海エクスプレス・カード」へ入会する必要があります。入会には、年間の利用金額による入会基準や社員へクレジットカードの付与を認めているか否かといった社内運用に合わせた利用モデルが5つ用意されています。

プランE予約専用コーポレート提携コーポレートE予約専用ライトビジネス

入会基準(年間)

500万円以上

500万円以上

300万円以上

150万円以上

なし

利用時に必要なカード

EX-ICカード

EX-ICカード

クレジットカード

EX-ICカード

クレジットカード

EX-ICカード

EX-ICカード

クレジットカード

年会費

無料

無料

提携カード会社による

無料

1,100円/枚

駅での切符購入

×

×

JR東海エクスプレス・カードのカードについて(公式ページ)

新幹線の乗車方法

【予約〜乗車】法人向けEXカードの使い方

【予約編】スマホアプリ・PCから新幹線を予約・変更する

新幹線はスマートフォン、パソコンまたはEXアプリから予約します。基本的な予約手順は以下の通りです。

①会員ページへログインする。

②メニュー画面で「予約」を選択する。

③乗車日、出発時刻(または到着時刻)、乗車駅と降車駅、利用人数を指定する。

④表示された候補の中から列車を指定する。

⑤自由席や指定席、グリーン車といった券種の選択や座席指定をする。

⑥内容を確認の上、購入する。

詳細はJR東海エクスプレス・サービスのウェブサイトで紹介されているので下記リンクにてご確認ください。

参考:予約操作方法のご案内新幹線を予約する(EXアプリの使い方)

【乗車編】EX予約で予約した新幹線に乗車する方法

新幹線の乗車方法は、①EX予約専用ICカードのみで乗車する方法、②交通系ICカードで乗車する方法、③紙の切符を受け取って乗車する方法の3通りがあります。

参考:EX予約専用ICカードで乗車する

EX予約専用ICカードだけで乗車する方法

EX予約専用ICカードを新幹線改札機にタッチし、「EXご利用票」を受け取って入出場します。なお在来線への乗継の際には、交通系ICカードや紙の切符との併用も可能です。

普段の交通系ICカード(Suica等)と連携して乗車する方法

事前に交通系ICカードをEX予約と連携している場合、交通系ICカードで新幹線へ乗車することができます。なお紙の切符との併用も可能です。

参考:交通系ICカードの登録・変更

複数人での出張時など、紙のきっぷを発券して乗車する方法

エクスプレス予約で予約した切符を券売機やみどりの窓口で受け取って乗車します。切符の受取には、EX-ICカードまたは受取コード(QRコード・16桁の英数字)とエクスプレス予約のログインパスワードが必要です。

JR東海エクスプレス・カード(法人サービス)への入会・申し込み手順

東海道・山陽・九州新幹線の会員制ネット予約&チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」の利用には、専用のクレジットカードが必要です。入会の流れは次の通りです。

参考:JR東海エクスプレス・カード

公式サイトからの申し込み

ウェブサイトに入会申込の受付フォームが用意されています。必要事項を入力して連絡を待ちましょう。申し込んだモデルでの入会基準を満たしている場合、JR東海または提携クレジットカード会社から連絡が入ります。以降は与信審査等の入会に向けた案内が入るので、指示に従いましょう。

審査〜利用開始までの流れ

公式サイトや専用の申込書を通じて入会手続きを行った後は、まず提携するクレジットカード会社による所定の法人審査が行われます。この入会審査から実際にカードが発行され、会社の手元に届くまでは、おおむね2週間から1ヶ月程度の期間を要するのが一般的です。そのため、新入社員が配属される春先や、社内で大規模な出張が予定されている時期に合わせて導入したい場合は、スケジュールに十分な余裕を持たせて早めに申し込みを済ませておくことをおすすめします。

無事に審査を通過すると、会社宛てに法人用のクレジットカードや新幹線乗車用のEX-ICカード、そしてシステムにログインするための会員IDなどが郵送されてきます。ここで注意しておきたいのは、カードが届いたからといってそのまますぐに新幹線に乗れるわけではないという点です。実際に予約サービスを利用開始するためには、カードを配布された社員ひとりひとりがエクスプレス予約の専用ウェブサイトやスマートフォンアプリにアクセスし、初回登録手続きを行う必要があります。

この初回登録の画面では、セキュリティのためのパスワード変更や、予約完了通知およびログイン時のワンタイムパスワードを受け取るためのメールアドレスの設定などを行います。これらの初期設定がすべて完了すれば、その瞬間からパソコンやスマートフォンで新幹線の予約が可能となり、EX-ICカードを改札にタッチするだけでスムーズに出張へ出発できるようになります。導入直後は、社員へカードを配布する際にこの初期設定の手順もセットで案内しておくと、社内での運用がよりスムーズにスタートできるはずです。

上記に加え、EX-ICカードやクレジットカードの管理方法、企業ページの管理を誰が担当するかといった社内運用を事前に整えておきましょう。 

共有名義(部署名義)カードについて

【よくある質問】部署名義カードの発行や社員間の「共有」はできる?

エクスプレス予約の法人サービスを検討する企業担当者様から、「社員全員に専用カードを持たせるのはコストがかかるため、部署で1枚のカードを使い回したい」といったご相談をよくいただきます。この点について、まず大前提として絶対に押さえておきたいのは、「個人名義」で発行されたEXカードは、たとえ同じ会社の社員同士であっても共有(貸し借り)することは規約上できないという点です。個人名義のカードは、あくまで券面に名前が登録された本人のみが利用できるルールとなっています。

では、社員間でカードを共有してコストを抑えたい場合はどうすればよいのでしょうか。その解決策として、エクスプレス予約の一部の法人向けプラン(中小企業向けの「ビジネス」プランや「E予約専用」プランなど)では、個人名義とは別に「共有名義(部署名義)」としてEX-ICカードを発行する仕組みが用意されています。社員間でカードを共有したい場合は、必ずこの共有名義カードを発行する必要があります。

「共有名義カード」を使ってEX予約サービスをもっと便利に!(公式サイト)

共有名義(部署名義)カードを利用するメリット

「共有名義(部署名義)カード」のを社内に導入する最大のメリットは、何と言っても不要な年会費コストの削減と、管理担当者の業務負担を劇的に軽くできる点にあります。

年会費の削減

まずコスト面についてですが、エクスプレス予約の法人カードは基本的に1枚発行するごとに所定の年会費が発生します。出張が月に何度も発生する営業担当者などであれば、個人名義の専用カードを発行していつでもスムーズに乗車できる環境を整えるメリットは十分にあります。しかし、年に数回しか新幹線に乗らないような社員全員にまでカードを持たせてしまうと、会社が負担する年会費ばかりが無駄に膨らんでしまいます。そこで、出張頻度の低い社員向けには「営業第一部用」「総務部用」といった部署名義の共有カードを数枚だけ作成しておき、出張の際だけ貸し出す運用に切り替えることで、会社全体で負担するカードの維持費を最小限に抑えることが可能になります。

管理担当者の業務負担の軽減

さらに見逃せないのが、人事異動や退職に伴うカード管理の手間が大幅に省けるという実務上のメリットです。個人名義のカードを全員に持たせている場合、社員が退社したり部署を異動したりする春先などのタイミングで、どうしてもカードの回収や解約、あるいは新規発行といった煩雑な事務手続きが大量に発生してしまいます。しかし、最初から「部署名義」として発行された共有カードであれば、その部署に新しく配属された社員でも手続き不要でそのまま使い始めることができます。管理者は普段のカードの貸出状況だけを把握しておけばよいため、総務や経理担当者の負担は目に見えて軽減されます。

このように、出張の多いエース社員には機動力の高い「個人名義のカード」を渡し、それ以外の社員には「共有名義のカード」を必要に応じて貸し渡すというハイブリッドな運用を行うことこそが、法人向けエクスプレス予約のメリットを最も賢く引き出すコツと言えます。

共有名義(部署名義)カードの運用方法

実際の運用としては、出張の多い社員には原則通り「個人名義」のカードを持たせつつ、たまにしか出張しない社員向けには、この「共有名義カード」を数枚だけ発行しておく形が一般的です。普段は総務部や部署の管理者が共有カードを保管しておき、出張のたびに必要な社員へ貸し出すことで、カードの発行枚数を最小限に抑えて無駄な年会費をカットできます。さらに、共有名義であれば社員の入退社や異動のたびに名義変更手続きを行う必要がないため、管理担当者の業務負担を大幅に減らせるというメリットもあります。

共有名義(部署名義)カードを利用する際の注意点

共有名義カードを社内で運用する際には、ログイン時のセキュリティ仕様に少しだけ注意が必要です。現在、システムにログインして新幹線を予約する際、登録メールアドレス宛に「ワンタイムパスワード」が送信される仕組みになっています。そのため、共有カードのアカウントには部署のメーリングリストを登録して貸出先の社員がパスワードを受け取れるようにするか、あるいはチケットの手配操作自体は管理者が代行する、といった社内ルールをあらかじめ整えておく必要があります。

エクスプレス予約(法人)とスマートEXに関するよくある質問(FAQ)

Q. スマートEXとエクスプレス予約(法人)は結局「どっち」を選ぶべきですか?

A. 企業の出張頻度や管理上の課題によって適したサービスが異なります。

  • エクスプレス予約(法人)がおすすめの企業: 年間を通して新幹線出張が多く、会社一括精算を導入して経費精算の手間(立替業務など)をなくしたい企業。
  • スマートEXがおすすめの企業: 新幹線出張が年に数回程度で、年会費などの初期コストや法人カード契約の手間をかけたくない企業。

Q. エクスプレス予約(法人)の料金は、通常と比べてどれくらい安くなりますか?

A. 乗車区間によって異なりますが、例えば「東京〜新大阪」ののぞみ普通車指定席(通常期)の場合、片道あたり約1,000円程度安くなります(※「EX予約サービス」利用時)。最大のメリットは、年末年始やお盆、GWなどの超繁忙期であっても、年間を通じて常に一定の割引料金が適用される点です。

Q. エクスプレス予約の法人用ICカードは、部署内の社員で「共有(使い回し)」できますか?

A. いいえ、カードの共有(使い回し)はできません。エクスプレス予約の規約により、EX予約専用ICカードやクレジットカードは記名人のみ有効とされており、第三者への貸与や譲渡は禁止されています。出張頻度が低い社員の手配をカバーするには、管理者が代理手配して紙のきっぷを渡すか、カード発行不要で全社員を管理できる出張手配システム(BTM)の導入が推奨されます。

Q. エクスプレス予約(法人)の導入には、必ず「法人名義カード」が必要ですか?

A. はい、原則として指定のカード会社で「法人名義のコーポレートカード」を契約する必要があります。個人のクレジットカードを紐付けて法人一括請求にすることはできません。法人カードの発行には所定の審査があり、導入までに約1〜2ヶ月程度の期間がかかるため、スケジュールに余裕を持った手続きが必要です。

 

まとめ

ここまでJR東海の新幹線コーポレートサービスについて解説しました。一般消費者向けのスマートEXもインターネット予約としては手軽ですが、プライベート利用と混同せざるを得ないため出張管理や精算面で課題がありました。それらをすっきりと解決できる唯一の方法がコーポレートサービスとなっています。

会社の規模や出張ルールに合わせて複数のモデルが用意されているので、自社の運用に合わせた最適な新幹線予約サービスを選択出来ることでしょう。国内出張が多い企業においては導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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