今回は、アメリカ出張における出入国とビザについて紹介します。なお、規定や手続きは変更となる場合がありますので、最新情報は下記のリンク等にて確認しましょう。(※2024年3月現在の状況です。)
日本国籍の方のパスポートは、米国入国日から日本に帰国するまでの間、有効である必要があります。残存期間が足りない方はパスポートの切替の手続きが必要です。手続きが完了するまでに時間を要するので、出張が決まったら早めに手続きをしましょう。
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日本国籍の方は、90日以内の観光や商用目的の入国には、渡航前に電子渡航認証(ESTA: Electronic System for Travel authorization)を申請し、渡航認証を取得しましょう。
外務省|米国へ渡航される方へ:ESTA(電子渡航認証システム)に申請してください
また、90日以上の滞在をする場合はビザ申請が必要です。詳細については以下を確認しましょう。
現在は、新型コロナウイルスに関する「公衆衛生上の緊急事態宣言」が解除されています。これまで施行されていた水際対策と入国制限は撤廃され、アメリカへ入国する全ての渡航者は新型コロナウイルスワクチン接種完了証明書(海外渡航用ワクチン接種証明書)の提示が不要となりました。
公式ESTA申請サイトより
ESTAは、ビザ免除プログラム(VWP) を利用して渡米する旅行者の適性を判断する電子システムです。2009年1月12日からESTAは米国国土安全保障省(DHS)により義務化されています。最新情報は下記のリンク等にて確認しましょう。
ESTAは出発の72時間前までに取得しましょう。出発日当日にESTAすると、搭乗前に渡航認証を取得できない場合があります。
ESTAの申請には21ドル(USD)が必要です。支払い方法はクレジットカード、PayPalです。クレジットカードの種類はMasterCard、VISA、American Express、Discover (JCB または Diners Club のみ)です。
ESTAは一度認証されると2年間有効です。有効期間内であれば、米国への複数回の渡航が可能です。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日と同時にESTAも無効となります。また、パスポートの新規取得、名前・性別・国籍の変更、前回ESTAを申請した際の適格性質問(はい、いいえ)の回答に変更が生じる場合、再度ESTAの申請が必要です。
日本に入国する全ての渡航者に対して行われていた水際対策が2023年4月29日から変更になりました。詳細は以下をご覧ください。
入国手続オンラインサービスより
Visit Japan Webとは、入国手続き(検疫、入国審査、税関申告)をウェブでするサービスです。メールアドレスにて新規アカウント作成を行いログインし、利用者の情報、帰国の予定日の登録を行います。その後、下記の3つの手続きに必要な情報を登録しましょう。詳細は公式サイトをご覧ください。
・検疫(ファストトラック)
・入国審査(外国人入国記録) ※日本人と、再入国する外国人は不要です。
・税関申告(携帯品・別送品申告)
住所:〒107-8420 東京都港区赤坂1-10-5
住所:2520 Massachusetts Avenue NW, Washington D.C. 20008