※この記事は2026年6月時点のデータです。BORDERは、日本の国内47都道府県のビジネスホテルの宿泊価格を随時観測し、データ化したうえで公表しています。常に最新のビジネスホテル相場を確認したい方は、以下のメインページをご覧ください。
もくじ
2026年6月の国内ビジネスホテル平均価格は、5月に続き平日・休日ともに下落する動きを見せました。特に平日の平均価格は8,351円(前月比-10.9%)と二桁減の大幅な下落となり、出張コストの面で企業にとっては負担が大きく軽減される結果となりました。一方、休日の平均価格は14,890円(前月比-1.4%)と微減にとどまり、依然として高値圏を維持しています。5月の連休特需と反動の落差から一転し、6月は平日と休日の価格差や需要の性質の違いがより鮮明に現れる形となりました。
平日の価格が大幅に下落した背景には、全国的な「梅雨入り」に伴う移動の手控え感や、5月に見られた一部大都市圏での異例な「週中へのビジネス需要集中による過熱感」が一服したことが挙げられます。6月は祝日がないため企業の経済活動自体は安定して行われる時期ですが、ビジネス手配のピークが適度に分散し、全国的にホテル相場が適正価格へと落ち着いたことが、平均値を大きく押し下げる要因となりました。
一方で、休日の価格がわずかな下落にとどまり高止まりした要因としては、梅雨時期による国内レジャー需要の減退を、衰えを知らない旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要や週末の各種イベント需要が強力に下支えしたためです。5月のような大型連休(ゴールデンウィーク)による爆発的な超高騰はなかったものの、週末の宿泊ニーズは依然として底堅く、休日のビジネスホテル相場は大きく崩れない状況が続いています。総じて6月は、「梅雨シーズンに伴う平日の過熱感の一服」と「インバウンド等による休日の根強い下支え」がダイレクトに反映された1ヶ月となりました。
2026年6月の平日における国内ビジネスホテルの平均価格は「8,351円」となり、先月から10.9%減少しました。

※平均価格は、月曜日から木曜日までの宿泊価格の平均値を用いて算出しています。
5月の9,000円台からさらに値を下げて8,000円台前半へと落ち着きを見せています。二桁減の大幅な下落となっており、梅雨入り等の季節要因で全体の宿泊需要が和らいだことも重なり、出張コストの面では企業にとって大きく負担が軽減された月と言えます。
2026年6月の休日における国内ビジネスホテルの平均価格は「14,890円」となり、先月から1.4%減少しました。

※平均価格は、土曜日の宿泊価格の平均値を用いて算出しています。
5月に大型連休(ゴールデンウィーク)の反動で大きく値を下げた流れを引き継ぎ、6月もわずかに微減での着地となりました。梅雨シーズンというレジャーの端境期でありながら、1万5,000円弱という高値圏を維持しており、インバウンド需要や週末のイベントに伴う底堅い宿泊ニーズが続いていることを示しています。
2026年6月の曜日別平均宿泊価格は、大型連休などの不規則な要因がなかったため、非常に綺麗な「週末にかけて需要が積み上がっていく」典型的なサイクルを描く結果となりました。月曜日を基準(標準率100%)として見ると、週の後半に進むにつれて段階的に価格が上昇していく波が明確に確認できます。

週の初めである月曜日の平均価格は7,529円と、平日の中で最も低い水準からのスタートとなりました。そこから火曜日(8,094円)、水曜日(8,485円)、木曜日(9,297円)にかけて着実に価格が上昇しており、週の中盤から後半に向けて出張需要が積み上がっていく「通常のビジネスサイクル」が色濃く反映されています。
週末に向けた動きとして特徴的なのは、金曜日の平均価格が10,045円と、平日枠でありながら1万円の大台を突破している点です。ビジネス出張の最終日としての需要に加え、週末レジャー層の「前泊需要」が重なることで価格が一段階押し上げられています。そして、土曜日の平均価格は14,890円(標準率186.29%)となり、全曜日の中で突出した最高値を記録しました。梅雨時期とはいえ、インバウンドや週末のレジャー需要の底堅さが伺えます。
また、先月と同様の傾向を示したのが日曜日の価格で、7,389円(標準率92.00%)と月曜日を下回り、全曜日の中で最安値となりました。週末のレジャー需要が減少するタイミングであり、かつ翌日からの本格的なビジネス稼働を前に宿泊需要が一時的に「谷間」を迎えるため、出張者にとっては最も手配しやすく、コストを抑えられる曜日となっています。
| 都道府県 | 2026年6月 |
| 北海道 | 15,112 |
| 福岡県 | 12,577 |
| 東京都 | 12,140 |
| 沖縄県 | 11,631 |
| 千葉県 | 9,783 |
2026年6月の平日における宿泊料金が最も高かったのは、北海道の15,112円でした。次いで、福岡県(12,577円)、東京都(12,140円)、沖縄県(11,631円)、千葉県(9,783円)と続きます。
今月の最大の特徴は、梅雨のない北海道が初夏の観光ベストシーズンを迎えたことや、「YOSAKOIソーラン祭り」などの大型イベント需要が爆発したことで、大都市圏を抑えて全国トップの価格を記録した点です。また、沖縄県(4位)も一足早い梅雨明けによる本格的なサマーシーズン到来に向けたリゾート需要が底堅く推移し、上位にランクインしました。
一方で、先月2万円の大台を突破し圧倒的な首位だった東京都(12,140円)は3位へと大きく順位と価格を下げています。5月に見られた「平日の特定の曜日へのビジネス需要の過剰な一極集中」が解消され、適正な相場へと落ち着きを取り戻していることが伺えます。
| 都道府県 | 2026年6月 |
| 鹿児島県 | 6,258 |
| 和歌山県 | 6,425 |
| 大分県 | 6,724 |
| 岩手県 | 6,862 |
| 静岡県 | 6,962 |
2026年6月の平日において最も低価格だったのは、鹿児島県の6,258円でした。次いで、和歌山県(6,425円)、大分県(6,724円)、岩手県(6,862円)、静岡県(6,962円)と続きます。
先月から引き続き低価格帯を維持している鹿児島県(5月:6,778円)、岩手県(5月:6,878円)、大分県(5月:7,098円)に加え、今月は新たに和歌山県と静岡県がトップ5に名を連ねました。
6月は全国的に梅雨入りしたことでレジャー目的の宿泊需要が全体的に落ち着いたことに加え、これらのエリアではビジネス需要も極端な一極集中が起きず平準化されたため、軒並み6,000円台という非常にリーズナブルな価格帯で推移したと考えられます。出張者にとっては宿泊予算の管理がしやすく、コストを抑えた手配が可能な状況となっています。
2026年6月の平日宿泊価格の上昇率(増減率)を見ると、梅雨の影響を受けにくい北日本(北海道・東北エリア)や、特定の季節イベント・特産品の旬を迎えたエリアが上位を独占する結果となりました。
| 都道府県 | 2026年5月 | 2026年6月 | 増減率 |
| 北海道 | 11,117 | 15,112 | 35.94% |
| 新潟県 | 6,262 | 7,500 | 19.77% |
| 山形県 | 8,891 | 9,767 | 9.85% |
| 青森県 | 8,970 | 9,762 | 8.83% |
| 秋田県 | 7,385 | 7,978 | 8.04% |
5月の11,117円から15,112円へと一気に高騰し、上昇率・平均価格ともに圧倒的な首位となりました。本州が梅雨入りする中、梅雨のない北海道は初夏の観光ベストシーズンを迎えレジャー需要が急増。さらに、札幌での「YOSAKOIソーラン祭り」をはじめとする大型イベントが開催されたことで予約が殺到し、平日のビジネスホテル価格を大幅に押し上げました。
5月は全国最安値(6,262円)と一時的な谷間を迎えていましたが、6月は7,500円へと大きく反発しました。極端な閑散期を脱して通常のビジネス需要が回復したことや、初夏に向けた域内の移動・小規模なイベント需要が重なり、価格が適正水準へと引き上げられたと考えられます。
8,891円から9,767円へと1万円台に迫る上昇を見せました。6月は山形県が全国に誇る「さくらんぼ」の収穫・観光の最盛期です。フルーツ狩りなどを目的とした観光客が全国から訪れるため、この季節特有の強力なレジャー実需が平日の宿泊相場も底上げする結果となりました。
5月には春の大型観光イベント終了の反動で急落(狙い目エリア1位)していましたが、6月は9,762円と再び上昇基調に転じました。東北エリア特有の底堅い出張需要に加え、夏の大型フェスや祭りに向けた準備・ビジネス活動が活発化したことが価格上昇の要因として推察されます。
7,385円から7,978円へと手堅い伸びを記録しました。3位の山形、4位の青森と同様に、西日本や東日本に比べて梅雨の影響が比較的少ない(あるいは遅い)東北地方において、気候的にも動きやすいこの時期に出張や域内観光の需要が安定して積み上がったことが反映されています。
6月の下落率(狙い目)ランキングでは、先月(5月)に「ビジネス需要の一極集中」や「イベント特需」で異常な高騰を見せた大都市圏や主要観光地が、梅雨入りや需要の分散化によって一転して急落し、上位に名を連ねる結果となりました。
| 都道府県 | 2026年5月 | 2026年6月 | 増減率 |
| 京都府 | 16,193 | 8,753 | -45.95% |
| 東京都 | 20,214 | 12,140 | -39.94% |
| 神奈川県 | 13,738 | 9,045 | -34.16% |
| 広島県 | 10,721 | 7,424 | -30.75% |
| 島根県 | 12,744 | 9,657 | -24.23% |
前月の5月(16,193円)からほぼ半額となる8,753円へと急落しました。春の行楽シーズンや修学旅行のピークが過ぎたことに加え、本格的な梅雨入りによって国内レジャー層の客足が一時的に遠のいたことが要因です。慢性的に高止まりしていた京都が1万円を大きく割り込んだことで、出張者にとってはまたとない「割安感」を実感できる絶好の狙い目エリアとなっています。
5月に20,214円と2万円台の異常な高騰を記録した東京ですが、6月は12,140円へと落ち着きを取り戻しました。5月に見られた「平日週中への出張・企業イベントの一極集中」という特殊な環境が解消され、ビジネス需要が平準化したことが最大の要因です。依然として1万円台は維持しているものの、前月比では手配の難易度・コストともに劇的に改善されています。
5月の13,738円から9,045円へと大幅に値を下げました。隣接する東京都のビジネス需要が落ち着いたことで「あふれ需要(周辺宿泊)」が減少したことに加え、横浜や鎌倉・箱根といった県内の主要観光地が梅雨時期の閑散期に入り、ホテル側が稼働を維持するためにビジネス客向けに価格を調整したと考えられます。
先月に続き、2ヶ月連続での下落ランキング入りとなりました。5月の10,721円からさらに下がり、6月は7,424円と非常にリーズナブルな水準に達しています。梅雨の影響で瀬戸内エリアの観光需要が一時的にトーンダウンしたことで平日の稼働に余裕が生まれ、出張者にとっては極めて予約が取りやすい状態となっています。
5月に通常期を上回る異例の高値(12,744円)を記録していた反動がダイレクトに現れ、6月は9,657円へと下落しました。5月の高騰要因であった独自の観光需要や地方イベント等の特需が一巡したことで、1万円を切る本来の落ち着いた相場へと回帰しています。
2026年6月の主要都市における価格推移を分析すると、5月に見られた「週中(水・木曜日)へのビジネス需要の極端な集中」というイレギュラーなトレンドが解消され、全都市において綺麗な「週末(土曜日)ピーク型」のサイクルへと回帰したことが確認されました。梅雨入りによる平日の出張・移動の落ち着きと、インバウンドやイベントに牽引される週末需要の強さが明確なコントラストを描いています。
ビジネス出張の観点からは、東京や大阪をはじめとする多くの都市で平日のコストが劇的に下がり、手配が非常に容易な1ヶ月となりました。一方で、観光ベストシーズンを迎えた北海道(札幌)や、土曜日に極端なピークを作る福岡・宮城など、週末に向けた価格変動の波は依然として大きいため、木曜日から週末にかけての出張には引き続き注意が必要です。
| 都道府県 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
| 北海道 | 10,913 | 14,082 | 15,725 | 19,729 | 24,313 | 29,492 | 12,161 |
| 宮城県 | 6,483 | 7,000 | 7,225 | 8,671 | 11,295 | 21,895 | 6,601 |
| 東京都 | 9,235 | 11,211 | 13,230 | 14,883 | 13,520 | 22,477 | 8,942 |
| 愛知県 | 8,177 | 9,139 | 9,898 | 12,025 | 13,063 | 19,276 | 7,734 |
| 大阪府 | 7,533 | 8,055 | 8,405 | 8,940 | 9,012 | 12,230 | 7,353 |
| 福岡県 | 9,800 | 12,246 | 13,674 | 14,588 | 17,859 | 27,328 | 9,251 |
6月の主要都市の中で最も特異な動きを見せたのが北海道(札幌)です。月曜日の時点で10,913円と1万円を超え、木曜日には19,729円、金曜日には24,313円、そして土曜日には主要都市最高値となる29,492円(ほぼ3万円)に達しました。「YOSAKOIソーラン祭り」などの大型イベントと、梅雨のない初夏の観光需要が重なり、平日・週末を問わずレジャー層との激しい争奪戦が起きていることがデータから明白に読み取れます。
5月には水・木曜日に2万4,000円台という異常な高騰を見せていた東京ですが、6月は月曜日(9,235円)から木曜日(14,883円)まで、非常に穏やかで適正な価格推移へと落ち着きました。木曜日の価格が金曜日(13,520円)を上回る「逆転現象」は小規模ながら残存しているものの、出張コストは前月比で劇的に改善されています。土曜日のみインバウンド等の影響で22,477円と跳ね上がりますが、平日であれば手配に困ることは少ない状況です。
大阪は月曜日から金曜日まで一貫して7,000円〜9,000円台という極めてリーズナブルな水準で推移し、土曜日も12,230円と主要都市の中で最も安価なピークにとどまりました。出張予算の管理が最も容易なエリアとなっています。また、愛知(名古屋)のデータは驚くべきことに先月(5月)と全く同じ価格推移を辿っています。季節要因や連休の影響を受けにくい強固なビジネス基盤があり、常に一定の「通常のビジネスサイクル」が機能している同エリアの圧倒的な安定感が浮き彫りとなりました。
福岡と宮城(仙台)は、平日は出張しやすい価格帯でありながら、週末(土曜日)に向けて急激に価格が跳ね上がる典型的な「週末レジャー特化型」の推移を見せました。福岡は月曜日9,800円から土曜日は27,328円へ。宮城は月曜日6,483円と全国屈指の安さですが、土曜日は21,895円と平日の3倍以上に高騰します。両都市ともに、金曜日や土曜日を絡めた出張(あるいは延泊)はコストが劇的に跳ね上がるため、旅程管理には注意が必要です。
2026年7月は、前半までは梅雨の影響が残るものの、中旬の「海の日」を含む3連休や、下旬からの「夏休みシーズン」への突入を境に、レジャー需要が全国的に一気に爆発する転換期の月となります。6月の定点観測で確認された「平日の落ち着き」と「週末レジャーの底堅さ」を踏まえ、7月の出張コストを最適化し、手配難民にならないための4つの具体的な対策を実践してください。
6月のデータで明確になったのが、日曜日(標準率92.00%)と月曜日(100.00%)の圧倒的な安さと手配のしやすさです。ビジネス需要が週の後半に向けて積み上がっていくサイクルにおいて、週初めはどの都市でも非常にリーズナブルです。7月も連休や夏休み突入前の期間であればこの法則が強く適用されるため、「日曜日からの前乗り」や「月曜日〜火曜日の出張」を優先的にスケジューリングすることで、経費を大幅に削減できます。
7月下旬に入ると、全国の学校が夏休みに入り、家族連れをはじめとする国内レジャー層が一斉に動き出します。旺盛なインバウンド需要にこれが重なることで、大都市・地方を問わず平日であっても宿泊価格全体が大きく底上げされる傾向があります。急を要さない出張や、社内会議などの日程調整が利くものは、価格や稼働率が比較的落ち着いている「7月前半(第1〜第2週)」のうちに完了させるよう、旅程を前倒しでコントロールすることが重要です。
6月のデータで前月比+35.94%という驚異的な高騰を見せた北海道(平日平均15,112円)や、高額エリア4位に入った沖縄県(11,631円)は、7月に入るとさらに本格的なサマーバケーションのピークを迎えます。これらの観光・リゾート特化エリアへの出張は、平日であってもビジネスホテルがレジャー客で埋め尽くされ、予約自体が極めて困難になります。該当エリアへの7月の出張は、予算の上振れを覚悟し、最低でも「3週間〜1ヶ月前」からの手配開始を大前提としてください。
6月の下落率ランキングにおいて、京都府(-45.95%)や東京都(-39.94%)が上位に入り、大阪府も平日は7,000〜8,000円台で推移するなど、大都市圏の平日相場が劇的に改善されました。7月前半まではこの「大都市圏における平日の落ち着き」が継続する見込みです。地方の観光地で高額な宿を探すよりも、交通網が発達し平日価格が安定している東京や大阪、京都に拠点を置き、そこから周辺地域へ日帰り移動する(ハブ&スポーク方式)など、適正価格に戻った大都市圏を戦略的に活用した出張手配が有効です。
BORDERは、日本の国内47都道府県のビジネスホテルの宿泊価格を随時観測し、データ化したうえで公表しています。具体的な数値が気になる方は下記のリンクよりご確認ください。なお、データは一か月ごとに更新
【2026年最新】出張ホテルの価格推移・平均相場|主要都市の最新データ
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